あす4月30日、天皇陛下が退位され、「平成」の幕が下ります。
私は現在、31歳になります。これまでの人生のほとんどを「平成」という時代と一緒に歩んできました。
この30年間、阪神・淡路大震災や東日本大震災、熊本地震など、大きな災害が相次ぎました。そうした一方、この国が困難に直面するたびに、ボランティア活動などを通して、被災された方々を懸命に支える姿を目の当たりにしました。「平成」は、人と人との絆の大切さを再認識することができた時代でもあると感じています。
新元号「令和」の典拠となった万葉集には、皇族や貴族だけでなく、防人や農民など、市井に生きる庶民の歌も収録されており、性別、出自、地位など、あらゆる差異を超えて編まれた歌集です。
来る新しい時代に、全ての人々が個性の花を咲き薫らせることができる、希望あふれる日本の未来をつくるため、その原動力となって働いていきたいと決意しています。