参院で政策評価巡り質疑
導入効果踏まえ安江氏
参院は11日、本会議を開き、各府省が政策や事業を点検する2020年度政策評価の実施状況などに関する国会報告とともに質疑を行った。公明党からは安江伸夫氏が質問に立った。
安江氏は、政府が科学的根拠に基づく政策立案を推進する中、総務省として救急医療電話相談「#7119」事業の導入効果に関する検証結果をまとめたことに言及。導入済みの地域では救急出動件数などが減少するといった効果があったことから、「都道府県への財政措置を含め全国展開を一層、推進すべきだ」と主張した。武田良太総務相は、「#7119の全国展開の早期実現に向けて、全力で取り組む」と応じた。
このほか安江氏は「今般のコロナ関連政策の評価を重点的、集中的に行うべきだ」と強調。武田総務相は、「適切な時期に事業の効果や評価、検証をしていきたい」と答えた。