党学生局の政策提言 若者が活躍する社会へ

党学生局の政策提言 若者が活躍する社会へ/大学院生の奨学金返還免除の拡充を/就活セクハラ対策など要望

大学院生の奨学金返還免除の拡充を/就活セクハラ対策など要望

一平 公明党学生局が、政策提言を行ったと聞いたよ。

京子 そうよ。今月5日にね。提言は、(1)若者の声が届く政治へ(2)未来に希望を抱いて学べる環境へ(3)安心して学び、働ける社会へ――の3分野40項目よ。

支局長 党学生局の佐々木さやか局長(参院議員、参院選予定候補=神奈川選挙区、自民党推薦)と高瀬弘美局次長(参院議員)が、首相官邸で菅義偉官房長官に要望しました。安江のぶお党青年局次長(参院選予定候補=愛知選挙区、自民党推薦)も同席しました。

一平 「若者の声が届く政治へ」では、どのようなことを求めたのですか?

支局長 被選挙権年齢の引き下げや、若者政策を担当する大臣・部局の設置、地方も含めた「若者議会」の開催など、若者の声を政治に反映させる仕組みづくりを求めました。

一平 若者の投票率が低いことも問題になっているね。

京子 だから、大学や駅、大型商業施設などの人が多く集まる場所への「共通投票所」の設置、投票時間の拡大を盛り込んだの。さらに、有権者がスマートフォンなどから投票できるインターネット投票のあり方の検討も要望したわ。

一平 大学生らの教育負担の軽減、学習環境の改善では?

支局長 家庭の経済的事情により大学などへの進学を諦めることがないよう、2020年4月から始まる授業料減免と給付型奨学金の拡充による高等教育の無償化を確実に実施するとともに、多子世帯や中間所得世帯への支援も提言しました。

京子 佐々木局長らは、「大学院生に対する支援が諸外国と比べて薄い」と指摘し、大学院生に対する奨学金返還免除枠の拡充などを要望。若手研究者への支援の充実も訴えたわ。

一平 大事な視点だね。それから?

支局長 党学生局の懇談会や若者団体からのヒアリングなどで寄せられた声を踏まえ、障がいのある学生がどの大学でも安心して学べる環境整備、性的マイノリティー(少数者)の学生への支援も盛り込みました。大学生らが、SDGs(持続可能な開発目標)への関心を深める取り組みの促進も掲げました。

一平 若者の“生の声”が反映されているから、幅広くきめ細かい提言になっているんだね。

京子 ええ。さらにこうした若者の声を基に、駅や鉄道、ショッピングセンターなどへのWi―Fi(ワイファイ)の設置、モバイル端末の充電スポットの設置拡充なども要望したわ。

支局長 また、提言には地方の声も生かされています。例えば安江氏が、党愛知県本部青年局が実施した政策アンケート「Aichi Asue Action(愛知・明日へ・アクション)」の結果を報告し「教育予算の増加を求める声が特に多かった」と強調。学校や通学路の安全対策も訴えました。

一平 へぇー。若者が安心して働ける環境づくりではどうなの?

京子 最低賃金の着実な引き上げのほか、理工系の女子学生、女性研究者、女性教員などの活躍を促す取り組みの支援も提案したわ。

支局長 進路、就職活動への支援でも、交通費にかかる経済的支援や、就職活動中の大学生が企業の社員から受ける「就活セクハラ」についての実態把握、対策を求めました。

一平 ずいぶんたくさんの政策が盛り込まれたんだね。

京子 そうよ。佐々木局長らは、こうした政策がカタチになるよう引き続き全力を挙げると決意しているわ。

一平 公明党の取り組みから今後も目が離せないね。僕も、全力で応援していくよ。

2019年 公明党学生局政策提言はこちら

公明党ニュース:https://www.komei.or.jp/komeinews/p32564/

教育費負担 軽減さらに

党青年委、若い世代の政治参加を推進

1万件超 若者の声 届ける

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