高等教育の負担軽減めざす
文部科学大臣政務官 安江伸夫参院議員
――文部科学行政で重視したいことは。
子どもたちの幸福、ひいては平和を実現していくための重要な基盤が教育です。「教育の党」として歴史を紡いできた公明党の議員である責任を胸に、現場の声から政策を練り上げ、一人一人に光を当てた学びの充実に全力を挙げます。
――具体的には。
子どもの個性に合わせ、多様な専門家が教育を支える「チーム学校」を推進するほか、教育を担う人材の確保に向けた取り組み強化や学校の働き方改革などを着実に進めます。「GIGAスクール構想」のさらなる推進にも取り組みます。
――これまでの経験をどう生かしますか。
党学生局長を4年務め、若者世代の声に徹して耳を傾けてきました。特に多かったのは、大学など高等教育の負担軽減を求める声です。学びの機会を支える重要性は、コロナ禍や物価高を通じて一層高まっています。政府の「こども未来戦略方針」に盛り込まれた授業料減免と給付型奨学金の中間層への対象拡大に加え、「学びのセーフティーネット」のさらなる拡充をめざします。
――スポーツ政策も担当しますね。
今、課題となっている子どもの体力向上や、今後予定されている神戸2024世界パラ陸上大会、25年デフリンピック東京大会、26年アジアパラ大会の好機を生かした共生社会の実現にも力を注ぎます。