新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、公明党青年委員会(委員長=矢倉克夫参院議員)は、新しい青年政策策定への議論や、学生らを支援する要望活動を行っています。それらの活動を「何でも調査班」が紹介します。
政策策定し提出へ
党青年委 オンライン議論
新型コロナの影響受ける人優先に
アヤカ 党青年委が実施しているユーストークミーティング(ユーストーク)は、昨年12月から2月中旬までに55回開かれたわ。新型コロナの影響で、4月以降はオンラインで再開。4月25日から5月10日までの16日間に46回開催され、さまざまな声が寄せられたの。
支局長 党青年委は、その声を新しい青年政策としてまとめようとしているね。どういう方向性になるのかな?
アヤカ 5月14日に行われた党青年委のオンライン会合を取材しました。ここでは、「新型コロナで影響を受ける人への支援を最優先に」との認識のもと、参加者から「医療、介護、教育、物流など生活に欠かせない職業に従事するエッセンシャルワーカーへの支援強化が必要」「自粛の影響を受ける事業者に対し、追加の給付金も検討すべきだ」「勤務時間による評価や押印決裁など、働き方の見直しを」などの声が出され、活発な議論が交わされました。
支局長 ゴールデンウイーク期間には、ネット上で「VOICE ACTION(ボイス・アクション)」を実施。約1万2000件の回答があった。また、党青年委ホームページに設置されているご意見箱にも、多くの声が寄せられている。
アヤカ 党青年委は近く、青年政策を政府に提出する予定よ。
ユウタ 引き続き応援し、政策の実現を見届けたいと思います。
学生局など政府に要望
学びの確保、就活支援を
環境整備し「第二の氷河期」防げ
緊急給付が閣議決定
支局長 党青年委が、学生や青年世代への支援を求める要望を活発に行っているね。
ユウタ はい。学生支援については4月20日、党青年委と学生局(局長=安江伸夫参院議員)が党文部科学部会とともに萩生田光一文科相に対して申し入れました。
アヤカ 学費の納付猶予や免除、減額を行うよう大学に要請することや、アルバイト先に雇用調整助成金が活用できることを理解させる取り組みを厚生労働省と連携して進めるよう求めたわ。
ユウタ また、大学でオンライン講義が行われていることを踏まえ、通信料金の負担軽減を要請。大学院生は修士号や博士号の取得に当たり、必要条件として学会発表などの要件が課せられている場合も多くありますが、学術会議が開かれない状況の中、柔軟な対応を行うことも訴えています。
支局長 公明党はさらに、経済的に困窮する学生に対し、10万円の現金給付を求めていたね。
アヤカ これについては、収入が減少した学生に10万円または20万円を給付する「学生支援緊急給付金」の創設が5月19日、閣議決定されました。
支局長 学生にとって朗報だ。他の動きは?
ユウタ 三浦信祐青年局長、安江学生局長、高瀬弘美副委員長(いずれも参院議員)は8日、稲津久厚生労働副大臣(公明党)に対し、就労に関する支援などを要望しました。
アヤカ 「第二の就職氷河期を生まないための支援」として、就職活動のルールやスケジュールを示すこと、オンラインの活用支援、人手不足の業種を支援し、マッチング機能を強化すること、非正規雇用の正社員化を促すインセンティブ(動機付け)の導入などを求めたの。
支局長 新型コロナの影響を受ける学生や働く青年のために、党青年委は迅速に動いているね。