参院選公示 “国民の声”聴く実践さらに
山口代表、兵庫で第一声 社会保障充実へ道開く
第25回参議院議員選挙が4日に公示され、21日(日)の投票日に向け、17日間の選挙戦が始まった。公明党は選挙区で埼玉・矢倉かつお、東京・山口なつお、神奈川・佐々木さやか、愛知・安江のぶお、大阪・杉ひさたけ、兵庫・高橋みつお、福岡・しもの六太の7候補と、比例区の各候補が各地でこん身の第一声を放った。山口代表は「7選挙区の全員当選と、比例区6人以上の当選をめざし、現行の選挙制度で過去最高の議席獲得へ全力で戦い抜く」と強調。「小さな声を聴く力のある公明党がいればこそ、政治に信頼と希望が生まれ、真の意味で政治の安定がつくられる」と述べ、絶大な支援を呼び掛けた。
=山口代表の第一声要旨
21日(日)投票 期日前投票は20日(土)まで毎日
社会保障制度を支える安定、恒久的な財源の確保に向けては、10月からの消費税率10%への引き上げに伴う増収分を子育て支援などに充てると説明。高齢者向けの財源を減らすことなく、「子育て支援などに消費税を活用するから、高齢者が安心し、若い世代が将来の日本を背負う人に育っていく。国民の声を聴き、そうした全世代型社会保障に道を開いたのが公明党だ」と強調した。
消費税率引き上げへの対策では、公明党が強く主張してきた軽減税率の導入やプレミアム付き商品券の発行、住宅や自動車の購入支援などを通じ、経済に悪影響が生じないよう万全を期すと力説。また、低年金者の年金を最大で年6万円上乗せすることや、所得の低い人に対する介護保険料の軽減など高齢者への支援にも力を注ぐと訴えた。
年金制度については、2004年の改革に基づき、基礎年金の国庫負担割合の引き上げなどが着実に実行され、自公政権の経済政策の効果で年金積立金の運用益が6年間で44兆円増えたことに触れ、「今の年金制度は今後も安心だ」と強調。不安をあおる野党の主張に対しては、民主党政権も現行の年金制度の安定性を認め、「年金を政争の具にしてはならない」と述べていたことから、「当時、民主党にいた人たちに年金制度を批判する資格はない。無責任に年金不安をあおるような人は本物の政治家ではない」と批判した。
公明党ニュース:https://www.komei.or.jp/komeinews/p34563/