「第63回全国矯正展」に立ち寄らせていただきました。
懲役刑受刑者の改善更生を目的として行われている「刑務作業」。
矯正展では、刑務作業の重要性や現状などについて、国民の皆様に広く知っていただくため、それぞれの刑務所等で行われている刑務作業についての広報を行うほか、実際に受刑者が刑務作業で製作した「刑務所作業製品」を展示・販売しています。
全国矯正展では、文字どおり全国の刑務所等が出展し、各地域の特色も活かした品々が展示等されていました。
ちなみに、念願の更生ペンギンの「ホゴちゃん」との記念撮影も実現できました🐧
刑法の改正により、2025年6月から新たに「拘禁刑」が導入されます。
これまでの懲役・禁固刑を統合。
懲役受刑者に科されている木工や洋裁といった刑務作業が義務でなくなり、立ち直りに向けた指導・教育に多くの時間をかけることが可能となります。
この改正には、刑罰で漫然と「懲らしめる」のではなく、改善更生による社会復帰をこれまで以上に促進するいった趣旨が含まれています。
他方で、秀逸な刑務作業品を生み出す過程での受刑者の技能の上達や社会的評価を得ることは本人にとってのやりがい・生きがいにも繋がる側面もあり、こうした点はこれからも重要です。この伝統の「矯正展」が、刑務所や受刑者等に対する国民の皆様の関心にも繋がればと思います。
皆様も地域の「矯正展」にぜひ足を運んでみてください😊