教育機関の取り組み視察
熊本で安江政務官ら
安江伸夫文部科学大臣政務官(公明党)は16日、半導体分野の人材育成を進める教育機関の取り組みを探るため、熊本大学(熊本市、小川久雄学長)を訪れ、関係者と意見交換した。党熊本県本部(代表=城下広作県議)の県議、市議が同行した。
同県では、世界的な半導体メーカー「台湾積体電路製造(TSMC)」の進出に伴い、半導体分野の人材需要が高まっている。同大は4月に半導体・デジタル研究教育機構を設置し、他の大学や企業と連携して半導体の研究開発や教育環境の充実に力を入れており、小川学長は「半導体の人材育成にスピード感を持って対応する」と述べた。
続いて一行は、熊本高等専門学校(同県合志市、高松洋校長)を訪問。昨年度に新設した半導体工学を学ぶ科目など、教育課程や産学連携の内容について説明を聞いた。
安江政務官は「半導体の人材育成に向けた先進的な取り組みを支援していきたい」と語った。