観光客増へ国際競争力の強化も
愛知で斉藤国交相、犬飼氏
斉藤鉄夫国土交通相(公明党)は9日夜、名古屋市内で開催された党愛知県本部(代表=里見隆治参院議員)の政経セミナーに出席し、大地震に備えて災害に強い都市を築いていくと訴えた。
斉藤国交相は、南海トラフ巨大地震の発生可能性が平時より相対的に高まっているとする臨時情報に関して「(後発地震に備えて)新幹線の速度を抑える対応を進めている」と報告。その上で、能登半島地震の教訓に言及し「住宅の耐震化を進めていく」と述べるとともに「早期復旧へ地域の建設業が改めて重要になっている」と力説した。
愛知の国際競争力の強化に向けては「リニア中央新幹線の整備など世界から愛知に集まってくる都市計画を進め、観光の愛知を築く」と語った。
犬飼明佳党地方議会局次長(衆院選予定候補=愛知16区)は、災害対応力強化に関する提言を8日に記者発表したことを報告し「政治の使命は国民の命を守ることだ。提言の中身を一刻も早く成し遂げる」と訴えた。
大村秀章愛知県知事が犬飼氏に力強いエールを送ったほか、自民党の丹羽秀樹県連会長(衆院議員)があいさつした。
会合には、公明党の中川康洋衆院議員、里見、新妻秀規、安江伸夫の各参院議員、西園勝秀党団体局次長(衆院選予定候補=比例東海ブロック)、小林宣子同女性局次長(同)が出席した。