NEWS ここがポイント
学生らの声に直接耳を傾け政策に反映。今夏は「学費負担の軽減」「政治参画」などテーマに意見交換し好評博す
Q 「Qカレ」とは。
A 「Question meeting of college students」の略称で、党学生局が学生らの声を懇談形式で聴き、政策に反映させる取り組みだ。2017年にスタートし、学生の悩みや疑問、意見・要望、質問に国会議員が答えるなど“膝詰めの対話”を重ねている。
寄せられた「生の声」は、党の政策に反映されてきた。例えば、▽給付型奨学金の創設▽奨学金返還支援の拡充▽コロナ禍における困窮学生への支援▽ネット上の誹謗中傷対策の強化――など多彩な実績に結び付いている。
Q 今年の「Qカレ」の取り組みは。
A 活発に行われている。法曹界や医療関係への道を志す人など、幅広いフィールドで活躍する学生らを対象に実施したほか、初めての試みとして「高校生版Qカレ」も行われた。
さらに今夏は「夏休み Qカレキャンペーン」と銘打ち、政策テーマごとに3回に分けてオンラインで開催。中学生から大学院生まで幅広い生徒・学生を対象にしつつ、Qカレに興味を持った学生らが参加しやすいよう、申し込み方法に交流サイト(SNS)も活用した。
Q どのようなテーマで意見が交わされたのか。
A ①大学などの学費負担軽減②政治参画の促進③平和・人権問題――の3テーマ。
学費負担軽減の議論では、大学院生が「学校卒業後も学び直しができる環境が重要」と述べ、リカレント教育(社会人の学び直し)の費用負担への支援などを求める意見が出され、政治参画の促進では「被選挙権年齢の引き下げを。若い候補者の選挙運動への支援も」(大学生)といった具体策が提案されるなど、活発な議論が展開された。
参加者からは「率直に意見交換できる貴重な機会だった」「公明党の国会議員が身近に感じられた」といった感想が寄せられた。一方で「対面でも実施を」「議員の意見をもっと聞く時間がほしい」といった声も上がった。党学生局では今後、内容の充実をさらに進めていく方針だ。