台風2号、前線の影響 復旧へ支援急ぐ
静岡、愛知、和歌山、茨城で
各地に被害を出した台風2号と梅雨前線による記録的な大雨は4日、静岡県内で新たに2人の遺体が見つかり、死者は3人となった。静岡県警によると、4日早朝、袋井市の海岸で70代とみられる男性の遺体が見つかった。隣接する磐田市で氾濫した敷地川沿いに住む男性(74)の行方が分からなくなっていた。このほか、和歌山県の2人と、神奈川県厚木市の1人がそれぞれ川に流されたとみられ、警察や消防が捜索している。公明党は各地で対策本部を設置。4日には被災地で現地調査を行い、被害状況を確認するとともに、住民らを激励して回った。
【愛知】
安江伸夫参院議員は、豊橋市、豊川市の農家を訪ね、大雨による被害を調査した。県・市議が同行した。
豊橋市下条西町の農園では、ビニールハウス内の大葉、エアコンなどの機材が浸水して出荷ができなくなった。経営者は「1カ月は収入が見込めない。従業員の賃金は払わなければならず、どうしていいか分からない」と苦境を話した。安江氏は「国・県・市の議員が一体となり、支援に取り組む」と応じた。