伊藤わたる物語① 公明新聞2023514

伊藤わたる物語① 公明新聞2023514

公明党は3月、新設された衆院小選挙区の愛知16区(犬山市、江南市、小牧市、北名古屋市、豊山町、大口町、扶桑町)の予定候補として、伊藤わたる氏(53)を公認しました。伊藤氏が自身の生い立ちや議員活動を語ります。

 私は名古屋市南区でペンキ屋を営む両親の下に長男として生まれました。中学では柔道に、高校と大学ではラグビーに打ち込む日々を送りました。仲間と共に汗を流す中で、親しみやすさが身に付いたと思います。

 議員活動の原点となる経験が二つあります。一つ目は、大阪大学在学中の経済苦です。実家のペンキ屋がバブル経済崩壊により経営難に。私への仕送りも減り、アルバイトと奨学金で学費と生活費を工面しました。今、コロナ禍や物価高騰で中小企業・小規模事業者が危機的状況に直面しています。仕事のない事業者、お金が足りない生活がどんなにつらいか。だからこそ、中小企業・小規模事業者を元気にし、日本を再生したいという使命感に燃えています。

 二つ目は、大阪大学と同大学院修士課程で土木工学を学び、JR東海に就職して、まちづくりに携わったことです。新幹線の運転業務などを経て、名古屋駅のJRセントラルタワーズ建設など大きなプロジェクトを担う一員として働きました。自治体との交渉などを経験し、都市整備のノウハウを得ました。

 2005年、11年間勤めたJR東海を退職。衆院選比例東海ブロックに初めて立候補し、当選させていただきました。35歳でした。皆さまの真心の支援を受け、現在5期目です。結果でお応えしようと、一つ一つの小さな声を国に届け、がん対策や働き方改革など多くの実績を生むことができました。

続く

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