「声を聴く」運動 活発に展開
意見もとに首相に政策提言
学生らの声に耳を傾け政策に生かそうと、公明党学生局(局長=安江伸夫参院議員)は学生との懇談会「Qカレ」を展開し、寄せられた声を基に多彩な実績を積み上げています。その活動を取り上げるとともに、安江局長のコメントを紹介します。
Qカレは、党学生局が2017年にスタートさせた取り組みです。「Question meeting of college students」の略称で、学生の悩みや疑問、意見・要望に国会議員が答え、学生の“生の声”を政策に結び付け実現していくのが狙いです。
党青年委員会(委員長=国重徹衆院議員)は現在、若者との懇談会「ユーストークミーティング」を活発に進めていますが、同じ若者でも、社会人と学生ではライフスタイルや抱える課題が異なります。そこで、より学生の実情に沿った政策を立案しようと、党学生局はQカレを継続的に展開しています。
党学生局はこれまでも、Qカレで寄せられた声を基に、▽返済不要の給付型奨学金の創設▽奨学金返還支援の充実▽コロナ禍における学生支援▽留学支援の推進――といった多くの政策を実現してきました。
さらに、昨年5月10日から6月2日までの間、オンラインによるQカレを各地で計13回開催し、多くの学生から声を聴きました。参加者からは、大学など高等教育無償化の対象者拡大や留学費用の負担軽減などを求める声が上がりました。こうした声は党青年委の政策提言に反映。この提言は同6月、岸田文雄首相に届けられ、実現への“追い風”となっています。
「高校生版」も実施
今年に入ってからも、党学生局は、Qカレをオンラインで計7回開催。法曹界や医療関係への道を志す学生のほか、修士・博士課程で学ぶ大学院生、通信制大学の学生らと活発に意見を交わしました。
このうち、今月7、9日には、初めての試みとして、「高校生版Qカレ」を実施。7日は高橋光男・学生局長代理(参院議員)、9日は安江局長と佐々木さやか・学生局顧問(参院議員)がオンラインで参加しました。
参加者からは、「障がいなどがある人への資格試験の受験機会の充実を」「不登校の児童・生徒への支援をさらに進めてほしい」といった要望が寄せられました。
未来担う若者を応援
安江伸夫局長(参院議員)若い世代の投票率が低いとされる理由の一つに、「自分が声を上げても何も変わらないのではないか」という無力感があるかと思います。
若者の皆さん、中でも大きな可能性を秘めた学生世代に政治を身近に感じてもらうためには、私たち政治家自身が若者に寄り添う姿勢をきちんと示すことが重要だと考えます。
Qカレなどの対話の機会を通じて、一人一人の声に真剣に向き合い、その声を政治に届け、カタチにしていく運動に全力を挙げていきます。そして、未来を担う若者を全力で応援してまいります。