新型コロナ 党青年委が緊急提言

菅官房長官(中央)に緊急提言を申し入れる矢倉青年委員長(左隣)ら=21日 首相官邸

若者の声 政府に届ける

公明党青年委員会(委員長=矢倉克夫参院議員)は21日、青年党員の代表らと共に、首相官邸に菅義偉官房長官を訪ね、行政手続きのオンライン化の整備や、医療など生活を支える人への支援などを盛り込んだ新型コロナウイルス感染症に関する緊急提言を申し入れた。三浦信祐青年局長、安江伸夫学生局長(ともに参院議員)らが同席した。菅官房長官は「しっかり取り組んでいく」と述べた。

行政手続き スマホで簡単に
医療、介護の人材に特別手当
休業の影響受ける企業 支援
「氷河期」回避へ就活 後押し
通信料金の引き下げを促進

党青年委は、昨年末から全国で展開してきた「ユーストークミーティング」を、新型コロナの感染が広がる中でもインターネットを活用して継続し、全都道府県で100回以上、1100人を超える若者と直接対話を重ねてきた。今回の提言は、寄せられた声を基に政策として練り上げた「青年政策2020」のうち、新型コロナウイルス感染拡大の影響に対応した37項目を抽出した。席上、矢倉委員長は「現場の声を政策遂行の推進力に」と訴えた。提言では、特にニーズが高い項目として、行政のオンライン化など四つの重点政策を提示。若者の声を吸い上げるためにツイッターなどで実施した政策アンケート「VOICE ACTION(ボイス・アクション=VA)」には、1週間余で1万1975件の回答が寄せられるなど、関心が高かったことを踏まえ、2020年度第2次補正予算などで速やかに実施するよう求めている。

重点政策ではまず、今回の新型コロナ感染拡大のように“急に訪れる危機”に対し、給付金など各種支援でスピーディーに対応するため、行政手続きのオンライン化の早期整備を強調。個人情報保護やセキュリティーを重視しつつ、スマートフォン(スマホ)で行政手続きが簡単にできるようにすることなどを訴えた。

次に、社会生活維持のために事業を継続している「エッセンシャルワーカー」と呼ばれる、医療、介護、保育、教育などの業界で働く人の安全確保とともに、特別手当など経済的な支援を講じるよう求めた。

続いて、国や自治体の協力要請によって休業する事業者だけでなく、取引先の休業などにより影響を受ける事業者に対しても、支援を強化するよう要請した。

また、感染が拡大する状況で生活インフラとしての重要度が増している通信に関して、通信料金の引き下げの必要性が、より高まっているとして、通信事業者間の公正な競争を促す一層の取り組みを後押しすることも盛り込んだ。

そのほか、困窮学生への支援や、「第二の就職氷河期」を生まないための就職活動のサポートや労働環境の改善、自然災害への対応についても早期実施を訴えた。

公明党ニュース:https://www.komei.or.jp/komeinews/p99422/

(新型コロナ)党青年委が緊急提言/若者の声、政府に届ける菅官房長官(中央)に緊急提言を申し入れる矢倉青年委員長(左隣)ら=21日 首相官邸

関連記事

  1. 全国各地の多くの学生さんと懇談

    全国各地の多くの学生さんと懇談

  2. 愛知県の「地域別就職面接会」

    愛知県の「地域別就職面接会」

  3. 参議院憲法審査会

    参議院憲法審査会で「緊急集会」について

  4. 江南市で、鈴木議員、野下議員、石原議員と共に

    年始のご挨拶に

  5. 新聞拡大、議員率先で

  6. 増加する未婚人口、超ソロ社会にどう対応するか

    「超ソロ社会」に可処分所得の増加が重要

最近の記事

  1. 名古屋市長選挙・大塚耕平 候補
  2. 「現場知る公明党、力になる」/サイドテーブル(福祉用具)を対象に復活/愛知県東三河広域連合
  3. 一人に寄り添う政治
  4. 安江のぶおのレディスマ!テーマは「海洋技術」
  5. 名古屋市長選挙・大塚耕平 候補
PAGE TOP