公共交通機関の授乳室で
公明、中野国交相に提言
公明党女性委員会(委員長=竹谷とし子代表代行)と国土交通部会(部会長=安江伸夫参院議員)は12日、国交省で中野洋昌国交相(公明党)に、公共交通機関などにおける授乳室の利用環境整備に関して提言した。
提言では、国交省の「バリアフリー整備ガイドライン」に、授乳室で搾乳(自分で母乳を搾ること)が可能であると明記するとともに、周知・啓発するマークも掲載するよう要請。中野国交相は「しっかり進むようにしたい」と応じた。
授乳室の利用を巡っては、2500グラム未満で生まれた低出生体重児の母親などから、外出時に搾乳できる環境の整備を求める声を聴いた公明党の西村恭仁子・神奈川県議が佐々木さやか女性局長(参院議員)と連携。国に対策強化を働き掛けていくことになった。
提言ではこのほか、乳幼児連れが公共施設などを利用しやすい環境整備について、法律への位置付けも含めた検討を求めた。