高橋氏(兵庫)逆転勝利
比例区、まず6議席を獲得
皆さまのご支援に心から感謝
与党改選過半数
第25回参議院議員選挙は21日、投開票された。公明党は選挙区で埼玉・矢倉克夫氏、神奈川・佐々木さやかさん、愛知・安江伸夫氏、兵庫・高橋光男氏、福岡・下野六太氏が激戦を突破。東京・山口那津男氏、大阪・杉久武氏も当選確実となり、7選挙区で完全勝利を果たした。比例区では、午後11時20分現在、まず6議席を獲得。選挙区と合わせて13議席以上の目標を達成し、参院公明党として非改選の14議席と合わせて27議席以上となり、現行の選挙制度では過去最高の議席となった。自民、公明の与党両党では、目標の改選議席の過半数(63議席)を超えた。献身的なご支援をいただいた党員、支持者ならびに創価学会員の皆さまに心から感謝申し上げます。
公明党の山口那津男代表、斉藤鉄夫幹事長らは、開票センターが設置された東京都新宿区の党本部に入り、開票状況を見守った。
投票が締め切られた午後8時直後、まず選挙区6氏、比例区6氏の当選確実の速報が飛び込んだ。午後10時40分ごろには、全国屈指の大激戦となった兵庫選挙区(定数3)で、新人の高橋氏が最終盤の猛烈な追い上げで逆転勝利した。
福岡選挙区(定数3)では新人の下野氏が接戦を制し、愛知選挙区(定数4)でも新人の安江氏が激戦を突破した。神奈川選挙区(定数4)の佐々木さん、埼玉選挙区(定数4)の矢倉氏がそれぞれ2期目の当選を確実に。大阪選挙区(定数4)で2期目に挑戦した杉氏が“伝統の1議席”を死守し、東京選挙区(定数6)の山口氏が4期目の当選を果たした。
一方、比例区では、山本香苗さんが4期目、山本博司氏が3期目、若松謙維、平木大作、新妻秀規、河野義博の各氏が2期目の当選を確実にした。
これを受け、午後11時すぎに山口代表らが開票センターの特設ボード前に集まり、当選確実となった候補者名に赤いバラを付けると、場内は喜びに沸いた。
その後の記者会見で山口代表は、党員、支持者らの支援に心からの謝意を表明。与党が改選議席の過半数を獲得したことを受け、「幅広い民意を政策に反映する公明党の役割が重要だ。自分たちの声が届くという実感が政治に信頼や希望を生み、政治の安定につながる」と強調した。